競合のベンチマークより、お客様への安心感を優先で数字公開
――EC業界は数字を出してくださるところがあまりないので、プレスリリースで「年商10億突破」と出されていたのは、びっくりしました。
「もちろん、公表すると競合さんにベンチマークされる可能性もあるのですが、数字も出していかないと、サイトの画面上だけでは伝わらないこともありますから。『ご注文の実況中継』という、何時何分に何着売れているかも出しています。
2011年のオンラインショップ大賞を受賞しましたし、テレビ番組に衣装協力をさせていただいてロゴを掲載する、といったこともやっています。団体に加盟をしたり、認定をもらったりといった取り組みはしてきました。
当社は有名企業ではないので、お客様に安心していただくための努力は重要だと思っています。総務の方がまとまってユニフォームを注文してくださるとしても、さまざまなケースが想定できますよね。大きな展示会で、皆さんでお揃いのユニフォームを着るのかな。その際に、サイズがあわなかったり、プリントがにじんだり、納期に間に合わないのは致命傷です。そういったご心配をさせないように、スピーディーに対応できる体制や実績をアピールする。こうした取り組みが、お客様からの信頼につながっているのかなと思います」
――今後の展望をお聞かせください。
「商品については、女性モノの作業服を増やしていきたいです。販促については、ネット広告の新しいサービスが出てきていますので、まずはやってみたいですね。時期尚早の場合もありますが、トライアンドエラーの繰り返しです。サイトについては、タブレットやスマートフォンでも買いやすいサイト作りを進めています。デバイスの形もさまざまで、これからも新しいものが出てくるでしょうから、追いかけっこにはなりますが」