アドビは、Adobe Acrobatの生成AI機能「Acrobat AI Assistant」の日本語版を開発中だと発表した。提供開始時期や価格については未定としている。
Acrobat AI Assistantは、Acrobat ReaderとAcrobatを統合した、生成AIベースの対話型エンジン。複数または長文のドキュメントから要約やインサイトを生成し、ユーザーからの質問に対する回答を通じ、利用目的(電子メール、レポート、プレゼンテーションなど)に応じた文章の共有を可能にする。
Acrobat AI Assistantは、アドビの人工知能と機械学習モデルを活用することで、PDFの構造と内容を独自に理解し、サードパーティ大規模言語モデル(LLM)を補完する。同社のAI倫理プロセスに基づき、サードパーティのLLMが同社の顧客データを学習することはない。また、同社のカスタマイズしたアトリビューションエンジンによって、情報の引用元を生成し、情報の出どころを明確にするという。
Acrobat AI Assistantの英語版は、2024年4月よりAcrobat Reader、Acrobat デスクトップ版、ウェブアプリ、モバイル版、Google ChromeとMicrosoft Edgeのブラウザー拡張機能において追加のサブスクリプションとして提供を開始している。日本語版では、日本語のユーザーインターフェースで日本語の文書を読み込めるようになるという。