次々と台頭する中国系格安EC 伸びが顕著なのはTemu
近年、目覚ましい拡大を続けている中国系格安EC。特に「Temu(ティームー)」「SHEIN(シーイン)」は、日本でも爆発的なトレンドになりました。
ではこれらのECは、実際にどのようなユーザーを集客しているのでしょうか。上記2サービスに「7sgood(セブンスグッド)」「AliExpress(アリエクスプレス)」を加え、集客動向やユーザーと親和性の高い商品カテゴリーを分析します。
今回調査したのは、Temu、SHEIN、7sgood、AliExpressの4サービスです。7sgoodはなじみのない方が多いかもしれませんが、「ショート動画×EC」という新たなコンセプトで、動画で商品のリアルな使い心地を紹介し、品質の見える化を行っているのが特徴です。
まずは、各サービスの公式サイト訪問者と公式アプリ利用者を合算したものを「ユーザー」と定義して、ユーザー数の推移を見てみましょう。
2023年頭はSHEINが首位、AliExpressがそれに続いていました。その状態から、Temuが2023年7月以降で急激な伸びを見せ、同年8月から他と大差をつけて首位をキープしています。SHEINもTemuほどの大きな動きは相対的に見られないものの、おおむね右肩上がりの傾向となっています。
一方で、7sgoodは2023年5月まで順調に増加を続けてAliExpressに近づいていたものの、それ以降はゆるやかに減少傾向にあります。