韓国でアパレルECのヒントを探ってきました
こんにちは、ECマーケターの清水将平です。先日、韓国を訪問してきましたので、韓国ECに関する考察をお届けしたいと思います。
若い女性を中心に、韓国のファッションECサイトがショッピングの選択肢の1つとして浸透しています。「DHOLIC」などが有名ですね。また、楽天市場などモールでアパレル商品を扱っているショップの多くが、韓国から商品を輸入して販売しています。日本のアパレル業界において、韓国は欠かせない存在だと言えるでしょう。
韓国の人口は約5,000万人と、日本の半分ほどです。しかしながら、月商数千万~1億円規模のECサイトもあります。モールでなく、独自ドメインのサイトです。日本でもなかなか難しい、月商数千万~1億円のECサイトはどのような工夫を行っているのでしょうか。
カジュアル系レディースアパレルEC「スルタン」
取材したショップの1つが、「スルタン」というECサイトです。20~40代の女性向けに、カジュアルなアイテムを取り扱っています。以前はモールにも出店していましたが、今は独自ドメインのみ。韓国でも、モールは価格競争が激しいようです。
ちなみに、スルタンが利用しているカートはMakeShop。ご存じない方もいるかもしれませんが、MakeShopはもともと韓国で生まれたものです。日本のMakeShopは、日本用にかなりカスタマイズされていると思いますが……。
スマホからのアクセスが50%を占めるそうですが、サイトはいわゆる「韓国ファッション系」の写真が盛りだくさんで、とにかく下にスクロールさせます。利用シーンやコーディネートのバリエーションが豊富で、「提案型」のサイト構成だと言えます。
こちらで驚いたのは、手持ちの在庫率。なんと2割だと言います。