AIソリューションの開発・提供を行うAutomagiは、画像から荷物の情報を読み取り、荷物データとして記録・管理する荷物情報収集AIアプリケーション「Logi measure（ロジメジャー）」の提供を9月29日より開始した。
同社は、EC市場の拡大により需要が増加した物流業界において、自動搬送ロボットなどのテクノロジーを活用した業務効率化が進んでいるものの、配送業務では人手で行っていることが多く、改善の余地があると考察。トラックに積載する荷物のデータ記録・管理において、手作業でサイズ計測やデータ入力を行う、設置型の機材に荷物を積み込んでサイズ計測する、などの業務における負荷解決を目指し同アプリケーションの提供を開始した。
同アプリケーションでは、スマートフォンで撮影した画像から自動で荷物サイズを計測することが可能。また、荷物の中身や重量などあらかじめ記録されたデータをバーコードで読み取ることで、荷物情報の収集業務を最短約3秒で完結。荷物データとして記録・管理することができる。なお、自動計測可能な対象は1辺10cm～70cmの直方体の荷物となっており、3辺合計の実物対比で95％以上の精度で計測可能。物流事業者の荷物サイズ計測・データ管理業務の作業時間削減に寄与する。
また、同アプリケーションは、企業で使用しているデータ管理システムとの連携も可能となっており、取得した各荷物のサイズや重量などの情報をもとに、倉庫やトラックに積み込むことができる量の事前把握などに活用可能。倉庫管理の効率化やトラックの積載率向上、配送料金の算出、梱包コストの削減など、荷物データを基盤にしたDX推進を支援する。Automagiは今後、物流業界への同アプリケーション導入を進め、計測可能対象の拡大を予定している。
サービス概要
- サービス名：Logi measure（ロジメジャー）
- 計測対象：直方体の段ボールなど
- 計測サイズ：1辺10cm～70cm
- 利用料金：月額15万円～
- 機能：バーコード読み取り機能、サイズ計測機能（実物対比95％以上の精度）、計測結果閲覧機能、計測結果のCSV出力機能
