IPAセキュリティセンターでは、「強いパスワード」の条件として、「8桁以上」「英字(大・小文字)+数字+記号」「推測が容易でない文字列」であることをあげている。
通販を含むインターネットサービスサイトを対象に、「パスワードを設定する際の最小桁数」を調査したところ、8桁未満の割合は58%に。
通販・物品購入サービスに限定すると79.2%となった。
IPAでは、流出した場合にはスパムメールや標的型メールなど多様な攻撃に悪用される可能性があるため、メールアドレスをIDとして利用することは望ましくないとしている。
だが、メールアドレスをIDとして設定できるケースが半数以上に。
通販・物品購入サービスではメールアドレスをIDとして設定している割合が69%あった。
本調査は、2013年11月~2014年3月に国内外のインターネットサービスサイト、国内100、海外30サイトを対象に、実際に各サイトへアクセスし、利用者登録等を実施して行った。
サービスサイトは以下8つに分類。「通販・物品購入」分野は具体的に、総合通販、ギフト・クーポン・チケット(共同購入)、インテリア・日用雑貨、美容・健康器具・ファッション、音楽・書籍購入、家電・パソコンのサービスサイトが該当している。
- 金融
- 通販・物品購入
- オンラインゲーム
- 交通・運輸・旅行
- 学習・教育・就職
- ポータルサイト
- 情報配信・提供
- 通信・放送・報道
オンライン本人認証方式の実態調査報告書はこちら(PDF)。