楽天グループは、ネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」を2021年内に提供開始することを発表した。それに先立ち、群馬県を拠点に1都14県でスーパーマーケット「ベイシア」を展開する株式会社ベイシアと、同プラットフォームへの出店について合意する契約を締結した。
同プラットフォームを通じて、楽天は、西友と協働運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、全国のスーパーマーケット事業者を対象に、受注管理やオンライン上の決済などネットスーパーを運営するためのシステムを提供。また、集客や販促活動の支援、配送にともなうオペレーション立ち上げのコンサルティングなどを一気通貫で行う。これにより事業者は初期費用を抑えながら、早期にネットスーパーを立ち上げることが可能になるという。
ユーザーにおいては、同プラットフォーム上で郵便番号を入力すると、居住エリアへの配送に対応するネットスーパーを検索でき、サービスの利用が可能。決済時に楽天IDでログインすることで、事前登録した住所やクレジットカード情報などを利用してスムーズに買い物ができるほか、「楽天ポイント」を貯めたり使ったりすることができる。