佐川急便はEC事業者向けに、商品のタグ情報を自動登録するサービス「スマートAIタッガー」の提供を6月1日より開始した。
同社はこれまで、EC事業者のサポートを目的に、出荷支援や発送荷物のトレーサビリティ、決済サービスなどを提供する「スマートクラブ for business」や、自社サービス機能の一部を外部に開放するAPI連携を活用したサービス「スマートAPI」などを展開してきた。スマートAIタッガーは、同社が2021年4月より業務提携しているLISUTOが展開する「AIタッガー」を活用している。
LISUTOはイスラエルを開発拠点に、高精度の自動処理や、大量の情報を一度に分類・抽出・マッピング・多言語変換するAI技術を開発する企業。主に、商品カタログや商品データの構造化に関する専門知識を組み合わせた、EC特化型のAIシステムによるサービスを展開している。
佐川急便は今後、同社が持つ全国の顧客基盤を活用して、大手ECモールの出店者や自社ECサイトの運営者を対象に、サービス提供を拡大していく方針。2021年夏に全国の主要都市、年内には全国各地での展開を目指す。