凸版印刷と、飲食店向けの予約/顧客台帳サービスを開発・提供するトレタは、資本業務提携を締結した。
同提携により、凸版印刷が提供する販促支援ソリューションやBPO業務のノウハウと、トレタが持つ飲食店向けソリューションを融合させ、新たな飲食店向けDX事業の創出を目指す。
凸版印刷はこれまで、さまざまな業界の顧客の課題を解決するために店頭POP、キャンペーンといった販促支援ソリューションやBPO事業などを行ってきた。これらの知見やノウハウを、飲食店に特化したトレタのソリューションと掛け合わせることで、飲食店に向けた新たなDXソリューションを開発・提供していく。
今後の事業展開については、次のとおり。
飲食店向けコールセンターのDXで連携
トレタの飲食店向けBPOサービス「トレタコンタクトセンター」において、トッパングループのTBネクストコミュニケーションズと連携。さらに中長期的連携として、トレタで研究開発された自動応答予約サービスをTBネクストコミュニケーションズが持つ他業界の顧客へ展開していくことを検討している。
モバイルオーダーシステム「トレタO/X(オーエックス)」との連携
トレタの提供する店内飲食の注文から決済までを顧客自身のスマホで行うモバイルオーダーシステム「トレタO/X」と凸版印刷が行っている販促支援ノウハウを連携。顧客に合わせた1to1の広告コンテンツの表示など、より効果的なプロモーションが可能となる。今後はプロモーションコンテンツの共同開発も進めていくとのこと。
今後両社は、両社の知見・ノウハウを融合させ、トレタO/Xと連動したフードデリバリー領域における新たなサービスを2021年末までに開発・提供することを目指す。これらの取り組みを通じて、飲食店におけるDXの推進、業務効率化に貢献する考え。