物流ソリューションプロバイダーのITスタートアップ企業、KURANDOは、同社が提供している作業日報電子化・庫内業務可視化アプリ「ロジメーター」への新機能追加を発表した。
ロジメーターは、倉庫内業務の進捗や実績を可視化するクラウド型システム。倉庫内における作業実績をタブレットに登録することで、リアルタイムでの進捗把握や収支、生産性分析が可能となる。作業日報の電子化や、データを活用したレイバーコントロール(作業量に合わせた適切な人員配置)など、DXの第一歩として活用する企業も多いという。
今回同社は、同アプリに作業者の作業変遷を視覚的に確認できる新機能をリリースした。
変遷分析:作業者の作業変遷を視覚的に確認
管理者は日々進捗状況を見て作業者の配置転換を行っているが、その動きに無駄がないかなどをあとから振り返ることは難しい。新機能の変遷分析画面では、各作業者が1日のなかでどのように作業を切り替えたかを視覚的に確認できる。フィルタリング機能がついており、所属グループや任意の作業者を選択しての絞り込みもできるようになっている。
また、分析以外に日々のデータチェックとしても活用が可能。たとえば、作業者が誤操作や登録漏れをしていないか確認する際に活用できる。作業の切り替えタイミングが可視化されるため、各作業の開始・終了時間を確認することも可能とのこと。
今後も導入拡大とともにユーザーからの要望を元にした定期的な機能改修を実施していく。
また、同社としては管理者支援サービスや収集したビッグデータを基盤とした経営判断支援など、複数サービスを展開し広範囲での価値提供を企画している。
本年度中に、次の機能などをもつ管理者支援サービスの開発を目指す。
- 物量予測機能
- 作業者のシフト管理機能
- 作業者のスキルマップ管理機能
- 作業チェック機能リスト
- 人員計画機能
- 業務レポート作成機能