流通経済研究所は、2020年5月に実施した消費者調査から、インターネットを通じた購買行動の変化を分析し、その結果を公開した。
最近3ヵ月の間に在宅勤務が増えた人のうち、29%がインターネットを通じた購買の頻度が増加したと回答。これは、変わらず通勤している人の約1.8倍であり、在宅時間の増加によってインターネットを通じた購買頻度が増加していることが明らかになった。
次に、ネットスーパーに注目すると、最近3ヵ月の間にネットスーパーを初めて利用した人の「利用のきっかけ」は、「外出自粛をしなければならなかったため」が約45%ともっとも高いことが判明した。
近年伸び悩んでいたネットスーパーだが、外出自粛の影響によって利用者の裾野が広がっていることが明らかに。同社の調査では、フードデリバリーサービスなどにおいても利用者の裾野が広がっていることが確認されており、インターネットを通じた購買は今後も拡大していく傾向にあると考えられるとのこと。