LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」を活用したデジタルチラシサービス「LINEチラシ」の先行販売を開始する。
LINEチラシは、これまでオフラインでの配布が中心だったチラシやダイレクトメールを、ユーザーの興味関心・生活エリア・タイミングに合わせ、パーソナライズされた状態でLINEを通じて配信する、スマートフォンに最適化したデジタルチラシサービス。LINEは、2019年3月にダイエーと共同でLINEと位置情報を活用した店外集客施策の実証実験を行うなど、デジタルチラシの活用方法の検証を重ねたうえで、今回のサービスリリースを決定している。
LINEチラシ 3つのフォーマット
ADフォーマット
「LINEチラシ ADフォーマット」は、商圏エリアターゲティングによる広告配信が可能なフォーマット。国内月間利用者数6,800万人(2019年1月時点)の「LINEタイムライン」ユーザーを対象に、市町村レベルでのエリアターゲティング配信が可能で、デジタルチラシの自動生成・配信も行う。
同フォーマットは、一部代理店限定で先行販売を開始。オープン販売開始は11月を予定している。
メディアフォーマット
「LINEチラシ メディアフォーマット」は、LINEのユーザー属性や利用状況に応じて、ユーザーごとに最適化された商品情報を配信できるフォーマット。国内月間利用者数5,600万人(2018年12月時点)の「LINEウォレット」や「チラシメディア」上に、LINEユーザーごとにパーソナライズされた状態で近隣店舗の商品情報や、ユーザーによる閲覧履歴・店舗登録・お気に入り商品の登録などをもとにしたレコメンドが掲載される。また、今後は「LINE Beacon」を活用した実店舗における来店計測オプションなどの提供も予定している。
同フォーマットは、大日本印刷を初の販売パートナーとして先行販売を行う。大日本印刷は、流通・小売をはじめとする企業各社への同フォーマットの販売を開始するとともに、入稿システムを提供する。
メッセージフォーマット
「LINEチラシ メッセージフォーマット」は、商圏エリア内のロイヤル顧客に対し、「LINE公式アカウント」を通じたプッシュ通知による訴求が可能なフォーマット。LINEのプッシュ通知によるセール通知などにより、リピーター獲得や店舗へのロイヤリティ醸成を促進することが可能となっている。