三陽商会は、パーソナルオーダースーツブランド『STORY&THE STUDY(ストーリー アンド ザ スタディー)』を、2019年9月より開始。同社では初の試み。ブランディングは株式会社GO、株式会社Sapeetと連携するオープンイノベーション型で事業開発を実施している。
『STORY&THE STUDY」では、三陽商会がこれまで培ってきたものづくりにおける技術力に加えて、新たな取り組みとして最先端のデジタルテクノロジーを活用した。具体的には以下のとおり。
熟練した技術と蓄積された技法による立体感
福島にあるテーラード工場サンヨー・インダストリー(J∞クオリティ認証工場)で生産。スーツ1着の工程に約70人もの職人の手が加わり、通常7,000秒かかると言われるスーツづくりに対しその倍の14,000秒をかけ、熟練した技術者が1mm単位の調整を行い、個々の体型に合わせた最適な着心地と無理のない理想のシルエットを実現する。
身体の立体的な特徴を3Dで解析
Sapeet社が「STORY & THE STUDY」に合わせて提供する、独自の3DFitting Analyzer(3D解析ツール)により、 顧客の体型・姿勢の特徴を立体的に解析することを可能にし、単純な測定方法だけでは実現できない快適なフィット感を提供。
着心地やシルエットを決める身体の立体的な特徴量(肩や腰のバランスや傾斜)にフォーカスして3D解析を実施することで、これまで以上に個々の体型を捉え、動きやすくかつ無駄な皺のない美しいシルエットのスーツを提案する。
補正情報をウェブで共有し2着目以降はECでも購入可能に
三陽商会の中で厳選されたフィッターが、顧客のパーソナルな着心地や補正情報を理解し、接客時にはVirtual Design Simulator(スーツカスタマイズツール)を利用して顧客のカスタマイズ項目を反映した完成イメージを生成。
よりリアルな仕上がりイメージをタブレット上で確認することができ、ウェブ上で情報共有するため、店舗でもECでも同じ情報を見ることが可能になり、いつでもどこでもシームレスな購買体験を実現する。