アリババグループは2019年6月19日、Eコマース事業の淘宝網(Taobao、タオバオ)と天猫(Tmall)で開催した「618商戦(618 Mid-year Shopping Festival)」の結果を発表。
今回の「618商戦」では、アリババの小売プラットフォーム上で20万以上のブランドと店舗がキャンペーンに参画し、史上最大規模に。また、淘宝天猫のマーケティング・ソリューションの活用によって、110以上のブランドが1億元の取引高を突破した。
今年のトレンドとしては、新興地域に住む消費者の購買力の伸びが著しかったこと。地方小規模都市や、農村部などの購買者数と購買金額ともに昨年同期比100%増となった。越境ECモール「天猫国際(Tmall Global)」では、地方小規模都市の消費者による輸入商品の取引高が昨年同期比153%増となっている。
天猫国際(Tmall Global)の売上金額は昨年同期比197%増に。国地域別の海外ブランド売上ランキングでは、日本が1位となった。 昨年同時期と比べ、日本ブランドの売上増加率は、花王のキュレルが245%増、小林製薬が192%増、任天堂が182%増となった。中でも、任天堂のゲーム機Nintendo Switch、ドクターシーラボの美容液、資生堂のSK-IIの化粧水、ヤーマンの美顔器などが人気商品となっている。
コスメ・美容の総合サイト@cosmeを運営するアイスタイルグループが、上海で「618商戦」と連動したPOP UP Storeイベントを6月10日から6月18日まで開催した。イベント期間中、多くの消費者が来場し、実際に商品を試した後、気に入った商品をその場でQRコードを読み込み、天猫国際(Tmall Global)」上の「@cosme海外旗艦店」で購入した。
その他、タオバオライブ配信を活用したブランド数は去年同期と比べ120%を増加し、ファッション、コスメ、ベビー用品、日用電子製品及び食品などを含む、より多くの業界がタオバオライブ配信を活用するようになった。