2012年度の国内靴・履物の市場規模は、小売金額ベースで前年度比102.4%の兆3,540億円となった。個人消費の低迷を脱した後、履き心地の良い靴やインポートブランド(シューズ)に対する人気が高く、購入単価が上がっていることが背景にあると分析。市場は2013年度も復調が続き、102.3%の1兆3,850億円を見込んでいる。
アイテム別に2013年度の靴・履物小売市場をみると、スポーツシューズが前年度比104.8%の5,500億円と引き続き好調な見込み。メーカー各社がライフスタイル提案を強化しているのが特徴。
紳士靴は前年度比101.8%、婦人靴は前年度比101.6%と微増傾向にあり、ベビー・子供靴は前年度比98.9%と微減の見込みである。
本調査は、2014年1月~2014年3月、靴・履物、及び、靴資材など靴業界に携わるメーカー、卸、小売業、ならびに、周辺関連業者、輸出入業者を対象に、専門研究員による直接面談、郵送アンケート、及び官公庁及び業界団体等の各種統計データによる文献調査を併用して行った。