日本通運は、中国ECモール最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)と業務提携し、8月から同グループの越境ECサイト「T-MALL国際(天猫国際)」出店者への物流サービス提供を本格的に開始する。
アリババグループでは、昨年の「独身の日」(11月11日)に、1日で571億1200万元(約1兆800億円)を売り上げた。同グループの「ビックデータ物流プラットフォーム企業」である菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク 以下、菜鳥)は、日本発の物流プラットフォームを構築するため、昨年9月に国際輸送に関する業務提携契約を日本通運と締結し、日本通運は「独身の日」関連で1万6000件の梱包、出荷、輸出業務を実施した。
この実績を評価され、今年4月に、菜鳥と日本通運はあらためて今年度の業務提携契約を締結し、8月からECサイト出店者に対する案内を本格的に開始する。
菜鳥-出店者-当社間をEDI(※)で結び、千葉県成田市の当社輸出拠点を菜鳥海外倉庫と位置付け、オーダー管理、通関情報、輸送履歴情報、および運賃決済情報を連携することで、「T-MALL国際」出店企業の円滑な販売活動を支援する。