メッセンジャーサービス上でのBOT(ボット)を活用したサービス展開が世界的に注目されている。LINEは4月7日、全世界のサードパーティデベロッパーを想定して、先着1万名限定で、BOTアカウントを自由に開発できる「LINE BOT API Trial Account」の無償提供を開始したところ、4月15日に上限に達したため申し込み受付を終了していた。
この反響を受けて、LINEは4月26日に追加募集をスタート。あわせて「LINE BOT API Trial Account」で作成されたBOTアカウントにおいて、これまで一律50名に設定されていた友だち登録上限数の拡張申請ができるフォームを開設した。
希望者は、申請フォームに必要情報を入力し、LINE社内の確認・審査を通過すると、該当アカウントにおいて最大5,000名まで友だち登録が可能になる。また、該当アカウントには、乱数のLINE IDが付与されるので、ID検索による友だち追加にも対応。これによって、ビジネスシーンなどを想定し、これまで以上に多くのユーザーを対象にしたBOTアカウントの運用テストを行うことが可能になる。
また、「LINE BOT API Trial Account」は、提供開始以降、利用できるSSL認証局の追加や、専用SDKの公開など、対応機能のアップデートも行っている。