LINEは今年3月、ユーザーと企業のリアルタイムで親密なコミュニケーションの実現を目指し、多様なアカウント開発の促進を図るため、LINEのメッセージングAPIをオープンに提供していくと発表。その一環として、全世界のサードパーティデベロッパーを想定した先着1万名限定で、BOTアカウントを自由に開発できる「BOT API Trial Account」の無償提供を開始した。
希望者は、LINEのビジネス向けポータルサイト「LINE BUSINESS CENTER」から、利用登録を行い、BOTアカウントの作成・開発を行うことが可能になる。
「BOT API Trial Account」では、利用者が自社および個人で開発したシステム・サービスとLINEアカウントを連携させ、API形式でメッセージの送受信が可能なBOTアカウントを作成することができる。レストラン検索やスケジュールアプリと連携し予定通知やクーポン発行を行ったり、スマート家電などのハードウェア類と連携してLINEから操作を行うといった、CRMやIoTなど多種多様な用途・分野での活用が期待される。
「BOT API Trial Account」で開発されたアカウントは、友だち登録可能なユーザー数が50名までに上限が設定されており、不具合が発生した場合等に予告なく一時停止・終了する可能性があるとしている。