ニールセンは、米国のテレビ、PC、モバイルなどのすべてのメディアの視聴状況をまとめた「トータル・オーディエンス・レポート2015年第3四半期版」を発表した。本レポートでは、各メディアプラットフォームの利用率と世帯収入について分析。高収入の世帯ほど利用するメディアデバイスの種類や加入サービスの種類が多いという結果になった。この傾向は特にスマートテレビ、マルチメディアデバイス、タブレット、SVOD(定額制のビデオオンデマンドサービス)など、比較的新しいデバイスやサービスで顕著に表れている。
また、低収入世帯ほど、従来型メディアと新しいメディアの両方において利用時間が長いことが明らかになった。テレビ接続デバイスはすべての層でほぼ同じ利用率、デジタルデバイスでは高収入層の利用率が高くなっている。