アリババグループの今年の「独身の日」商戦では、24時間の取引額が前年比59.7%増、過去最高の912億1700万元(143億1000万米ドル)を記録。App Storeに「ショッピング」カテゴリーが追加されたことは記憶に新しいが、中国ではショッピングアプリがユーザーエンゲージメントの新たな主戦場となっているため、消費者の関心を引くために「11.11」の日付がすべてのアプリのアイコンに追加された。上位6アプリの内5アプリがAlibabaのTaobaoやTmallなどの人気ショッピングアプリとなった。
このオンラインショッピング祭りの影響は中国だけでなく、アジアや他地域にも広がっている。アリババグループの株主でもあるソフトバンク傘下の「Yahoo! JAPAN」が、11月11日に日本で「いい買物の日」を提携各社と開催。中国のローカル販売業者を国外の消費者と結びつけるAliExpressは、この時期、ブラジルやインドといった新興成長市場のGoogle Playのダウンロード数ランキングで急上昇している。App Annieのレポートは同社サイトで公開されている。