キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)は、キヤノンMJグループ幕張事業所(千葉県千葉市)に撮影スタジオを設置し、独自開発の生成AIを用いたオリジナルモデルの生成・運用を手掛けるAI modelと、クリエイティブ生成の事業化検証を開始した。


AI modelは、独自開発の生成AI技術と撮影ノウハウを活かし、ECサイトやカタログ、テレビCMなど多様なメディアにおけるクリエイティブ制作から運用までを一貫して手がける。AIで生成したモデルやタレントと実際の商品写真を組み合わせることで、商品の質感や着用感などの質の高さと独自性、制作リードタイムの短縮やコスト削減、効果的なプロモーション、販売促進などを実現している。
キヤノンMJは、生成AIを活用した次世代のクリエイティブ制作がもたらす革新性に着目し、CVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」からAI modelへの出資をおこなった。
今回の協業でキヤノンMJグループは、幕張事業所内に撮影スタジオを構築し、アパレル企業のECサイト向けを中心としたクリエイティブ制作の事業化検証を開始。AI modelの高度な生成AI技術・撮影ノウハウと、キヤノンMJのイメージング技術や製品力を掛け合わせることで、リアルな商品表現と短期間での制作の両立を目指す。さらに、生成AIと撮影、画像処理の技術を連携させた新たな価値創出を検証する方針だ。