アイスタイルは、保有する生活者データを活用してブランドのマーケティングを支援するデータドリブンな新規サービス立ち上げを、2025年に予定している。その実現に向け、トレジャーデータ、ベルシステム24、シンカーと協業し、統合データ基盤（CDP）の整備、AIを活用した次世代クチコミ分析ツールの開発に着手した。
データドリブンな新規サービスの立ち上げと統合データ基盤（CDP）の整備
アイスタイルは、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」と同サイトに寄せられた生活者のクチコミや評価などのデータベースから見える生活者のニーズを反映させたEC「@cosme SHOPPING」、実店舗「@cosme STORE」を展開している。
同社は今後、@cosmeのプラットフォームのデータベースをフル活用し、これまで提供してきたブランドのマーケティング支援事業をより発展させる考えを示している。商品開発などのプロセスも含めた包括的なマーケティング支援サービス（データドリブンソリューション）を、2025年を目途にローンチする予定。
それに先駆けて、同社はトレジャーデータが提供する「Treasure Data CDP」を導入。ヒト（ユーザー属性）・モノ（閲覧データ）・アクション（購買情報など）からなる膨大な生活者データを組み合わせて、@cosmeのデータベースをこれまで以上に機動的に活用できるマクロなデータベース、統合データ基盤（CDP）へと進化させるとしている。
AIを活用した次世代クチコミ分析ツールの開発
アイスタイルは、ベルシステム24と同社の子会社でデータマーケティングの専門企業・シンカーとともに、AIを活用した次世代クチコミ分析ツールのプロトタイプ開発を進めてきた。その結果、本クチコミ分析ツールが、人の主観に左右されないデータを網羅した新しい示唆が提示できる可能性が検証できたとのこと。
