両備システムズは、人手不足や物流2024年問題に対応するため、荷待ちトラックの時間短縮や人手不足解消に役立つAIソリューションの提供を開始した。
今回提供が開始されたのは、トラックの待ち時間を約20%削減できるバース入退場管理システム「R-Teams」と、数の確認時間を約20%時間短縮できるAIカウントツール「CountShot」を組み合わせることで、1運行あたりの荷待ち・荷役作業などにかかる時間を約30%(最大60%)削減できるソリューション。
R-Teamsは、トラックの受付から退場までの時間を管理し、バース(荷物の積み下ろしスペース)への入出庫状況をAIで分析する。これは、駐車場管理システム「IT-Parking」の技術を活用している。いずれもクラウド方式で提供される。
また、新たに販売を開始したCountShotは、製品のカウント作業をAIで自動化し、業務効率を向上させる。スマートフォンを活用したシンプルな仕組みにより、初期投資を抑えながら、管理部門や営業部門の確認業務を短縮。スムーズな問い合わせ対応を実現するとのこと。
提供ソリューションの詳細
バース入退場管理システム「R-Teams」
- トラックバースの入退場を管理するシステム。各作業工程の業務時間を可視化し、業務全体の効率化を図る
- トラックのチェックインの自動化により、受付業務を省力化する
- トラックバースへの接車/離車をIPカメラ(またはセンサー)の画像をAIで解析し、自動検知することでオペレーションロスを抑制する
- クラウドサービスにより、複数拠点の監視業務が可能。継続的な業務改善を支援する
駐車場管理システム「IT-Parking」
- IPカメラを利用した車室単位のAI画像解析による在車管理が可能
- 収集データを活用し、場内監視・記録/防犯/事故対応を短縮する
- 車室単位の稼働率管理により駐車場の収益を向上させる
- 駐車場のレイアウトに応じて柔軟なシステム設計が可能
AIカウントツール「CountShot」
- 出荷時の数を目視でカウントしている現場の業務改善を支援する
- AIを活用して出荷時の製品のカウント時間を短縮し、業務の軽減する
- 出荷タグの読取によって入力作業を軽減する
- 画像でのエビデンスの確保で確認業務を短縮する
- トリミングパターンを複数用意し、手袋での作業にも対応する
- スマートフォンを活用したシンプルな仕組みにより、初期投資を抑えつつ利便性を向上する