オープンロジは、シリーズD資金調達の実施を発表。三井不動産およびグローバル・ブレインが共同で運営する31VENTURES、 Eight Roads Ventures Japan、Logistics Innovation Fund、SMBCベンチャーキャピタル、Cygames Capital、東京海上ホールディングス、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND、パーソルベンチャーパートナーズ、静岡キャピタル、あおぞら企業投資を引受先とした第三者割当増資、および日本政策金融公庫、あおぞら企業投資からのベンチャーデットファイナンス、およびみずほ銀行からのシニアデットファイナンスにより、総額約35.5億円の資金調達を行った。
今回のラウンドを受けて、同社の累計調達金額は約63億円となった。
オープンロジは、前回2020年10月の資金調達に続き、今回の出資を通じて広範なステークホルダー・事業提携パートナーを獲得。データとテクノロジーを活用した物流プラットフォームの構築を基盤としながら、物流不動産、配送、保険、人材、広告、金融機関/地銀といった大手企業と戦略的なアライアンスを推進し、物流およびその周辺領域を含む領域への展開を図ることで、ホールプロダクトとしての価値向上とエコシステムの確立を通じた顧客提供価値を高めていくとしている。
これまで同社は、全国の倉庫にシステムを導入しネットワーク化することで、多数の倉庫を群として仮想化する物流プラットフォームの構築に取り組んできた。今回の資金調達により、人材採用、プロダクトの進化、物流ネットワークの拡大に対して投資を加速。これにより、同社が創業以来推し進めてきた「フィジカルインターネット」の実現に向けて事業展開をさらに加速し、2024年問題をはじめとする物流業界の大きな課題への取組みと解決を目指すとしている。