東芝テックは、流通・小売業の顧客やパートナー企業と新たな価値を共創する場として、2023年12月15日、千葉県習志野市に次世代スマートストア「NEXMART 01 GO(ネクスマートゼロワンゴー)」をオープンする。
NEXMART 01 GOは、デリカテッセンや飲料、日用品などを取りそろえた実店舗。「未来の小売店」をコンセプトに、チェックアウトシステムや防犯システム、パーソナルレコメンデーションなど、東芝テックが実用化を目指すデジタル技術を活用した、最新ソリューションを順次設置していく。
また、東芝テックは同店舗を、メーカー・卸・流通小売業・その他パートナー企業とともに新たなソリューションやオペレーションを構想して試す共創の場としても活用するとしている。
NEXMART 01 GOには、今回のオープンに合わせて、セルフレジにおける不正を検知しロスを防ぐ「AI防犯システム」が、ソリューションの第1弾として導入される。今後、セルフレジでのスムーズな商品登録を実現する「画像認識を用いたチェックアウトシステム」などの、様々なソリューションが導入される予定だ。
AI防犯システムの概要
会計時にカメラの映像から消費者の行動を分析し、不正と判定する行動をAIに指定することで、効率的に検知できるソリューション。スキャンが済んでいない商品の袋詰めや商品をカゴに残したままでの会計、未会計での退店などを検知する。
画像認識を用いたチェックアウトシステムの概要
会計時の商品登録に、画像認識技術を用いるソリューション。パッケージ(形状)をもとに商品を特定し、登録する。バーコードの読み取りも可能で、より早く商品特定ができた方法で登録を行う。