小林製薬は2023年8月1日、グループ会社を含む国内の全従業員約3,200人を対象に、日本マイクロソフトが提供するAzure OpenAI Serviceを活用して自社開発した社内AIチャットボット「kAIbot(カイボット)」の運用を開始したと発表した。
同社は、「私が“あったらいいな”をカタチにする」を中期経営計画のテーマに掲げている。社員一人ひとりのデジタルリテラシー向上、DXによる「あったらいいな開発」の刷新、デジタルを搭載した新製品の創出を目的にDX推進を加速させている。
kAIbotは、トレンドの変化や多様化が進む顧客ニーズに、AI技術を活用して素早く対応することを目的に開発された。厳格なセキュリティ基準のもと運用されているとのこと。Google Chatを使用することで、同社の全従業員が慣れた環境下で新製品のアイデア創出や業務効率化に向けて活用できる。
システム導入の対象となる国内全従業員は、2023年8月22日に開催される同社の「全社員アイデア大会」でkAIbotを使用する予定となっている。小林製薬は、同大会を皮切りに、通常業務内でもkAIbotを積極的に利用していくとしている。