ワールドホールディングスとヤマトホールディングスは、2023年7月27日に開催した取締役会において、戦略的な業務提携に関する合意書を締結することを決議した。あわせて、ヤマトホールディングスの完全子会社であるヤマト・スタッフ・サプライの発行済株式の51%をワールドホールディングスの連結子会社であるワールドスタッフィングに譲渡する株式譲渡契約の締結についても決議している。
なお、同株式譲渡契約の締結にともない、ヤマト・スタッフ・サプライはワールドホールディングスの連結子会社となる。
業務提携および株式異動の理由・内容など
ワールドホールディングスは、基幹ビジネスである「人材教育ビジネス」において、ものづくり領域からサービス領域まで幅広い人材ビジネスを展開している。なかでもサービス領域の中核事業会社であるワールドスタッフィングが行う物流分野に関しては、人材ビジネスの域を超え、コンソーシアムモデルを活用した物流倉庫の一括請負に強みを持ち、これまでワールドホールディングスの主要な事業の一つとして大きく成長してきたという。
ヤマトホールディングスは、「豊かな社会の実現」への貢献を通じた持続的な事業成長を実現するため、サプライチェーンの「End to End」に対する提供価値の拡大を目指し、事業構造改革に取り組んでいる。
今回の業務提携では、ワールドホールディングスとヤマトホールディングスが連携し、両社の経営資源のさらなる有効活用を図ることで、収益機会の維持や将来的な競争力の確保を進める。これにより、より多くの『人が活きるカタチ』を創出し、日本社会の持続的な発展と『豊かな社会の実現』に貢献することを目的としている。
また、業務提携の一環として、ヤマトホールディングスで人材ビジネスを展開するヤマト・スタッフ・サプライをワールドホールディングスを連結子会社化。ワールドホールディングスが保有する幅広い業種・職種での人材マネジメントのノウハウを生かすことで、より多くの方々が一層活躍できる場の創出も目指す。今後も両社の経営資源を有効活用し、収益機会の維持や将来的な競争力の確保に向け、協議を進めていくとしている。