ハコベルは2023年6月27日、やさいバスとの業務連携を発表した。これにより、青果の配送網を拡大する。
ハコベルは2015年10月より、荷物を送りたい人と軽貨物ドライバーとのマッチングサービス「ハコベル運送手配」を運営している。各運送会社の非稼働時間や個人ドライバーを有効活用し、配送サービスを提供。2023年6月時点で運送の協力会社は4万台を超えており、ネットスーパーの食材やお弁当、お寿司などの配送も請け負っている。
やさいバスは、2017年3月にエムスクエア・ラボと鈴与が共同で創業した、地域の生産者と購買者をつなぐ生鮮共同配送システム。地域の産地から消費地まで、最短で当日中に商品を届ける仕組みを構築している。
今回の連携で両社は主に、東京都内を中心とした軽貨物車両の待機時間を活用。近郊の小売店にあるやさいバスコーナーや企業への青果物流網を構築していく。また、ネットスーパーや食品の個配での連携も視野に入れ、より効率の良い、新たな青果物流の実現を目指す。
やさいバスは2023年6月初め時点で、13都道府県、約60の配送ルートで稼働している。既に同年4月末からハコベルとの協業路線として、千葉6ルート・東京1ルートで稼働を開始。今後は神奈川、茨城など、順次配送エリアの拡大を続けていく計画とのこと。