日本出版販売(以下、日販)は2023年6月12日より、同社が運営するオンライン通販サイト「Honya Club.com」で配送する商品の梱包資材を、従来のポリエチレン資材からサステナブルな紙資材に変更した。
日販グループは、出版業界が取り組むべきエコ活動を企画・支援する「ONE ECO PROJECT」や、グループ書店における環境に配慮した買い物袋の導入など、様々なESG施策を実施している。今回、Honya Club.comにおいて商品配送に使用する梱包資材の見直しを図る中で、環境にやさしい紙資材の導入に至ったとのこと。
同社では従来、ポリエチレン資材のシュリンク包装と気泡緩衝材による梱包を行っていた。今回、それらを廃止する代わりに、紙バンドによる結束包装と、内側にラミネート処理を施した従来のものより強度の高い紙での梱包を行う。
変更後の紙資材は、再生可能な資源から作られた素材でありながら、商品を十分に保護する高い品質を備えている。また、シュリンク包装の廃止により、石油由来プラスチックの使用量を年間約10トン削減できる効果が見込まれている。