商船三井は2023年5月26日、商船三井ロジスティクス(以下、MLG)と共同で、Velogic(べロジック)のケニアにおけるロジスティクス子会社General Cargo Service Limited(以下、GCS Velogic)と、戦略的提携を目的に覚書を締結した。
GCS Velogicは、通関業・トラック輸送・倉庫業・サプライチェーン金融・物流DXサービスを提供している。約170台のトラックに加えて、ナイロビやモンバサ、ナクルにオフィスや倉庫を保有。約490人の専門チームを有している。
商船三井グループは、ケニアの現地法人MOL Shipping (Kenya) Ltd.とMLGのナイロビ支店を有し、アフリカ発着の海上輸送、航空輸送のフォワーディング事業に加え、内陸輸送事業も行っている。内陸輸送では、これまでも業務委託などを通じて、GCS Velogicと連携し、サービスを提供してきた。
今回の覚書締結により両社は、商船三井グループのネットワーク・海運・インフラ・物流業界の専門知識と、GCS Velogicの東アフリカ地域におけるローカルネットワーク・物流事業ノウハウを融合。東アフリカの物流課題の解決、新規産業の創出、経済の発展への貢献を目指すとのこと。
具体的には、ケニアや周辺諸国において、フォワーディング・通関・倉庫マネジメント・陸送などを含む、トータルロジスティクスサービスを共同で提供。それとともに、コールドチェーン、物流DXおよびロジスティクス関連の新規事業開発を共同で推進する。