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Z世代のクレカ利用に関する調査 半数以上が「リアルタイムに利用を把握したい」/メルカリ総研調査

 メルカリが運営するメルカリ総合研究所は、各世代の行動特性とクレジットカードに求めるニーズを紐解くため、「Z世代の行動特性や価値観とクレジットカード利用に関する調査」を実施した。

 同調査結果の詳細は、次のとおり。

クレジットカードに求めるニーズ

現在使っているクレジットカードを選ぶ理由はお得さ

 現在メインで利用しているクレジットカードの選択理由については、全世代では、上位から「ポイントの還元率が高いから(43.2%)」、「年会費が安い/かからないから(41.7%)」とお得かどうかが選択理由の上位になった。

バブル世代はお得で選択する一方、Z世代は安心で選択する傾向に

 お得で選択する傾向は、バブル世代が特に顕著で、「年会費が安い/かからないから(51.2%)」、「ポイントの還元率が高いから(44.9%)」という回答が上位に。

 一方で、Z世代は、「ポイントの還元率が高いから」は約4割(41.4%)と高いものの、バブル世代と比較すると、「家族や友人に勧められたから」、「専門家やインフルエンサーが勧めていたから」、「カードの名前を聞いたことがあったから」などが比較的高く出ている。ここから、きちんと知っている/理解しているサービスで安心できるものを選択する傾向がうかがえる。

バブル世代はセキュリティ面を懸念する一方、Z世代は利用と管理に対する懸念を持つ

 クレジットカードの懸念点を聞いたところ、バブル世代は、「失くしたときの対処に手間がかかる(29.1%)」、「セキュリティに不安がある(26.0%)」とセキュリティ面が上位であったが、Z世代は、「つい使い過ぎてしまう(32.3%)」と「決済後に利用明細の反映に時間がかかる(27.3%)」がそれぞれ約3割と上位であり、利用と管理ができないことへの懸念が大きい傾向であった。

Z世代はリアルタイムに利用明細を把握したい

 また、利用明細がリアルタイムに把握できないことについて、ストレスや不安を感じるという回答がZ世代は約半数(51.5%)であったのに対し、バブル世代は41.0%と、Z世代のほうがリアルタイムに管理・把握したいという傾向を示した。

Z世代はクレジットカードに利用の管理や把握できることを求める傾向に

 利用したいクレジットカードの特徴としてZ世代とバブル世代で意識の差が大きい項目を見たところ、「よく使うアプリで使える・管理できる(Z世代72.0%:バブル世代54.7%)」、「支払い方の柔軟性が高い(Z世代74.0%:バブル世代56.0%)」、「利用上限金額を自分で設定できる(Z世代70.7%:バブル世代61.3%)」など、自身で利用を管理しやすいかどうかという点が多く、Z世代のほうが管理・把握したいというニーズがあることがうかがえる結果となった。

調査概要
  • 調査時期:2023年3月10日(金)~3月12日(日)
  • 調査対象:全国、18〜57歳、男女600名
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査機関:シグナルリサーチ

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