SaaSおよびソフトウェア製品の比較プラットフォームであるキャプテラは、全国のモニター1,036人を対象に「ソーシャルメディアにおける消費者の購買行動調査」を行い、その結果を発表した。
オンライン消費者の47%が毎日ソーシャルメディアでブランドを検索すると回答
「企業に関する情報やニュースを検索するために、どの程度の頻度でソーシャルメディアを利用しますか?」という質問に対しては、47%が「毎日」と回答した。次いで25%の人が週1回は検索すると答えており、全体の72%が週1回以上は企業に関する情報やニュースを検索していることがわかった。
インフルエンサーや有名人からの情報は比較的影響力が弱い
ソーシャルメディアで得る商品やサービスに関する情報の発信元については、36%の人が「企業から直接提供されたもの」が最も良いと回答した。次いで「友人、家族」が22%、「メディア(ニュース、新聞、雑誌など)」が20%となっており、「インフルエンサー、有名人」は15%とほかの項目と比較して低い結果となった。
目的によって利用するソーシャルメディアに違い
利用するソーシャルメディアの種類が目的によって異なることも、本調査の結果からわかった。「友人・家族とのやり取り、近況確認」ではLINEと答えた人の割合が87%と圧倒的だが、「写真や動画を投稿・共有」ではInstagramが25%と最も多く、次いでLINEが22%、Twitterが19%となっている。「ニュース・時事情報を入手」ではTwitterが31%で1位、「ブランド、商品をフォロー・検索」と「インフルエンサーをフォロー」では16%、「アーティスト、有名人をフォロー」では25%の割合でInstagramが1位だった。
全体の85%がアップロードしたデータの取り扱いに懸念
同社が過去に行ったサブスクリプション型サービスに関する国際調査では、オンラインでクレジットカード情報を登録することに対する抵抗感が、ほかの国と比べて日本は非常に高いことが明らかになっている。今回の調査でも同様の傾向が見られ、ソーシャルメディアにアップロードした個人情報や写真などのデータの取り扱いについて、85%の人がプライバシー上の懸念があると答えた。
調査概要
- 調査期間:2022年11月11日〜18日
- 調査対象:以下の条件に当てはまる全国のモニター1,036人に対してオンラインで実施
日本在住者
18歳以上、76歳未満
6ヵ月に1回以上、オンラインで積極的に製品やサービスを購入している
少なくとも週に複数回、ソーシャルメディアを利用している
調査対象者の年齢構成
- 18歳〜25歳:10%
- 26歳〜35歳:18%
- 36歳〜45歳:17%
- 46歳〜55歳:21%
- 56歳〜65歳:24%
- 66歳~75歳:10%