テープスが提供するECに特化したノーコードツール「TēPs(テープス)」は、CData Software Japan(以下、CData)提供の「CData Connect Cloud」との連携機能において、ODataテーブルのレコードを追加する新機能をリリースした。
TēPsはEC モールやEC事業でよく使われるさまざまなツールをつなぎ自社の業務を自動化できるECに特化したノーコードツール。今回、CData Connect CloudのODataテーブルのレコードを追加する機能を新たに追加した。
CData Connect CloudはERP・CRM・会計・MA・DBなど、125種類以上のSaaS・DBへの接続をAPIコーディングなしで可能にするサービスとなっている。
同ツールはCData Connect Cloudとの接続により、それらのSaaSやDBからデータを取得することが可能。さらに今回の新機能により、ECモールやカート、受注管理ツールなどから同ツールで取得したデータを、CData Connect Cloudが接続するSaaSやDBに連携することが可能になった。たとえば、CRM施策を実施しているMAツールにECモールやカートの顧客情報を自動で追加したり、注文情報をDB経由で基幹システムに自動で連携したりといったワークフローを作成できるようになる。
同ツールはこれまで、EC運営で一般的に利用されるモールやサービス、ツールと優先的に接続し、機能を開発してきた。そのため、高額なシステムやサービスであったり、普及はしていてもEC事業者への導入実績が多くはないサービスに関連する課題や要望を、網羅することはできなかったという。
しかし、同ツールとCData Connect Cloudの連携機能の開発により、一挙に多数のサービスやプラットフォームと相互的にデータを連携できるように。これにより、社内で利用しているMAツールやDBなどと、TēPsが接続しているモールや受注管理ツールといったサービスを連携し、これまで未活用だったデータを施策に導入したり、データ集計の漏れを減らして分析の精度を向上させたりといったことが可能になる。また、同ツールのこれまでの機能では解決が困難だった個々の業務課題に対して、サービスの組み合わせによって複数の解決方法を用意できるようになるため、利用サービスや予算、人的リソースなどを考慮し、自社にとって最適なソリューションを選択することが可能となる。