株式会社homulaは、ニッセイ・キャピタルをリード投資家に、HIRAC FUND、Globe Advisors Venturesを引受先とした第三者割当増資を実施。累計約3.2億円を調達した。
同社は、小売店とブランド向けにBtoBマーケットプレイス「homula」を提供している。GUESS、カイタックグループ、コロネット、大磯産業などの企業が出店しており、開始から1年超で400ブランド・4,000店舗を超える小売店が参加。流通取引総額(GMV)は前年同月期19倍(2022年9月末時点)となっている。この事業成長を背景に、さらなる顧客基盤の拡充とプロダクト改善、人材採用を目的とした資金調達の実施に至った。
BtoCではSNSやECの普及により、オンライン上でのブランドの発見・購入やブランドの立ち上げ、販売が容易となった。同じくBtoBでもコロナ禍でEC化が進んでいる一方、仕入れ先・卸先の開拓が展示会や知人経由に限られること、BtoB取引ならではの仕入れ費用のファイナンスおよび在庫リスク、与信といった課題から、小売店とブランドともに生産性が高くないという現状がある。
homulaでは、小売バイヤーは後払いかつ低い在庫リスクで、さまざまなブランドの仕入れが可能だ。また、ブランドは余計な手間とコストを省いた新規卸先の開拓に加え、展示会受注から在庫販売までの卸売業務をhomula上で完結することができる。