JP楽天ロジスティクスは、「Society 5.0」の実現に向けて山間地域における持続可能な物流・公共交通ネットワーク「秩父モデル」の構築を目指す「秩父市生活交通・物流融合推進協議会」の参画企業として、2022年11月7日(月)から17日(木)にわたり、埼玉県秩父市大滝地区において、市街地からの遠隔監視・操作による山間地域へのドローン配送の実証実験を実施した。
同実証実験は、同協議会が「秩父モデル」の構築に向けた取り組みの一環として実施したもので、同社はドローンの配送ソリューションの提供や運用を担った。同実証実験では、地域の事業者(アズコムデータセキュリティ)がドローン機体の点検など、現地の拠点業務の一部運用を担当し、出発地点である市内の「道の駅大滝温泉」より約14km離れた市街地拠点よりオペレーターが遠隔監視・操作を行い、ドローン配送の運用体制を検証。ドローン機体は最大積載量7kgのものを活用し、弁当や飲料などの物資を、「道の駅大滝温泉」から山間地域を含む片道約3kmの「二瀬ダム管理所」まで配送した。
同協議会では、同実証実験により今後どこからでも遠隔運用ができる体制を構築できたほか、将来的には地域の事業者が全運用を担う体制の構築を目指し、検討を進めていくとのこと。
実証実験の概要
- 実施期間:2022年11月7日(月)~11月17日(木)
- 配送ルート:道の駅大滝温泉(埼玉県秩父市大滝 4277−2)から二瀬ダム管理所前(埼玉県秩父市大滝3931-1)まで
- 飛行距離:片道約3km
- 配送物:弁当や飲料など
- 主体:JP楽天ロジスティクス