楽天グループとタカラ・エムシーは、楽天が運営するネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」への出店について合意する契約を締結した。2023年春頃よりタカラ・エムシーが運営する食品スーパーマーケット「フードマーケットマム」が「楽天全国スーパー」に出店し、ネットスーパーサービスの提供を静岡市駿河区の一部地域から開始予定だという。
「楽天全国スーパー」は、全国のスーパーマーケット事業者向けに、楽天が受注管理やオンライン上の決済などの機能を提供するプラットフォーム。楽天は、西友と協働運営する「楽天西友ネットスーパー」で培ったノウハウを生かし、集客・販促活動や、配送にともなうオペレーション構築など、事業者のネットスーパー事業の立ち上げおよび運営を一気通貫で支援する。
タカラ・エムシーは、2022年12月時点で静岡県を中心にスーパーマーケットを47店舗展開。近年は、変化する消費者のニーズに対応するべく、楽天ペイメントが運営するスマホ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」を2020年4月より「フードマーケットマム」や「リベロ」などで導入しているほか、「楽天ペイ(アプリ決済)」や共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」、チラシ、クーポンなどの機能を統合的に集約した「マムアプリ」の提供を2022年6月より開始するなど、楽天のサービスとの連携を強化している。今回の「楽天全国スーパー」への出店により、地域の消費者にさらに利便性の高いサービスの提供を目指すという。