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モノ・サービスの値上げによる家計支出の増加額は、1カ月あたり平均14,673円/楽天インサイト調査

 楽天インサイトは、「値上げに関する調査」を行った。今回の調査は、楽天インサイトに登録しているモニターの男女1,000人を対象に実施。2022年以降のモノ・サービス全般の値上げに対する認知および、値上げにともなう食料品・飲料品の購入実態や、家計のやりくりの工夫についても調査した。

 同調査結果の詳細は、次のとおり。

2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知は「食料品」がトップで約8割

 2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知状況を聞いたところ、「食料品」と回答した人が全体の79.8%でトップとなり、次いで「ガソリン・燃油」(76.2%)、「水道光熱」(61.9%)、「日用品」(59.0%)、「外食」(50.3%)、「飲料品(酒類を除く)」(42.9%)となった。

 性年代別でみると、「食料品」では女性50代で90.1%、女性60代で92.1%とそれぞれ9割超えに。また、女性60代では、13項目のうち食料品をはじめ8項目で全体より5ポイント以上もしくは10ポイント以上高い結果となった。一方で、男性20代でみると、上位4項目の認知が全体より15ポイント以上低かった。また、男性30代では、「食料品」の認知(72.8%)が全体より5ポイント以上低い一方、「家電」の認知は40.2%と全体より10ポイント以上高く、ほかの性年代と比較しても特に高い点が注目される。

2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知状況(n=1,000:全員回答)複数回答 単位:%
2022年になって以前より値上がりしているモノ・サービスの認知状況(n=1,000:全員回答)複数回答 単位:%

値上げによってもっとも影響があると思う項目は、「食料品」がトップで4割強 次点より20ポイント以上高い結果に

 値上げによって自身の家計にもっとも影響があると思う項目をひとつ聞いたところ、「食料品」が42.1%でトップとなり、次ぐ「水道高熱」(18.5%)と20ポイント以上の差がつく結果となった。

 性年代別でみると、「食料品」と回答した人の割合はすべての年代で女性が男性を超えた。「食料品」では特に女性30代が55.1%と高く、女性50代(48.6%)・60代(51.5%)でも全体より5ポイント以上高かった一方で、男性20代(31.8%)と男性40代(31.4%)では全体を10ポイント以上下回った。また、「水道高熱」では男女ともに20 代(男性:12.9%、女性:8.8%)と30代(男性:13.0%、女性:12.4%)で、全体と比較して5ポイント以上低かった。

モノ・サービスの値上げによる1ヵ月の家計支出の増加額は平均で14,673円

 モノ・サービスの値上げによる家計への影響を認識している人に対し、1ヵ月あたりの家計の支出がいくら増額しているかを聞いたところ、平均で14,673円の増額という結果に。家族構成別の平均をみると、トップが「親と子と孫の3世代以上の世帯」で20,563円となり、次ぐ「夫婦/パートナーふたりだけの世帯」(14,618円)、「親と子、夫婦/パートナーと親など2世代世帯」(14,582円)よりも約6,000円、「単身(ひとり住まい)世帯」(13,562円)よりも約7,000円高い結果となった。

食料品・飲料品のなかで値上がりを実感している品目は「生鮮食品(野菜・果物、鮮魚、精肉)」が44.9%

 「調味料・油」、「パン類」、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」が続く日常的に購入している食料品・飲料品のなかで、値上がりを実感している品目について聞いたところ、「生鮮食品(野菜・果物、鮮魚、精肉)」がもっとも高く44.9%となり、次いで「調味料・油」(41.0%)、「パン類」(38.7%)、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」(36.9%)となった。

 性年代別でみると、女性60代で全体より高い傾向がみられ、食料品・飲料品の値上がりを特に強く実感している層だといえる。また、20代では男女で共通して全体より低い傾向がみられた。

食料品・飲料品のなかで、値上がりを実感している品目(n=1,000:全員回答)複数回答 単位:%

食料品・飲料品のなかで、値上がりを実感している品目

(n=1,000:全員回答)

複数回答 単位:%

食料品・飲料品の値上げにともない購入頻度を減らす品目1位は「菓子類」で2割超

 食料品・飲料品の値上げにともない、購入頻度を減らす品目を聞いたところ、「菓子類」がもっとも高く20.7%となり、次いで、「インスタント食品(カップラーメン、インスタントラーメンなど)」(19.4%)、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」(15.0%)となった。

 年代別でみると、女性60代で、全体の上位6項目においていずれも全体より5ポイント以上高い一方で、男性20代では、全体の上位3項目において5ポイント以上低い結果となった。また、「菓子類」と答えた人は男性20代~40代(20代:15.1%、30代:12.9%、40代:15.2%)で、全体より5ポイント以上低かったことに加えて、同年代の女性(20代:28.6%、30代:22.6%、40代:21.5%)や男性のそのほかの年代(50代:20.2%、60代:20.7%)と比較しても5ポイント以上低かった。

食料品・飲料品の値上げにともない、購入頻度を減らす品目(n=928:日常的に食料品・飲料品購入者)複数回答 単位:%

食料品・飲料品の値上げにともない購入頻度を減らす品目

(n=928:日常的に食料品・飲料品購入者)

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食料品・飲料品の値上げにともない購入価格帯を下げる品目は「生鮮食品」がトップ

 食料品・飲料品の値上げにともない、購入価格帯を下げる品目を聞いたところ、「生鮮食品」がもっとも高く15.6%となり、次いで「パン類」(14.7%)、「インスタント食品」(11.6%)となった。

 性年代別でみると、男性50代・60代で「パン類」(50代:21.2%、60代:21.7%)、男性40代で「インスタント食品」(17.1%)においてそれぞれ高い結果となった。一方、「当てはまるものはない」が全体で約半数で、特に女性40代・50代では、約6割となった。

食料品・飲料品の値上げにともない、購入価格帯を下げる品目(n=928:日常的に食料品・飲料品購入者)複数回答 単位:%

食料品・飲料品の値上げにともない、購入価格帯を下げる品目

(n=928:日常的に食料品・飲料品購入者)

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購入頻度を下げるよりも価格帯を下げる傾向があるのは毎日の食生活のなかで消費されやすい品目

 品目ごとに、食料品・飲料品の値上げにともない「購入頻度を減らす品目」と「購入価格帯を下げる品目」としての回答率をそれぞれ比較したところ、購入価格帯を下げるよりも購入頻度を減らす傾向がある品目は、トップが「菓子類」で、次いで「インスタント食品」、「小麦粉・ミックス粉類・製菓材料類」となり、購入頻度を減らす品目のトップ3と同様となった。一方、購入頻度を下げるよりも購入価格帯を下げる傾向がある品目は、「生鮮食品」がトップで「米」、「卵」が続き、毎日の食生活のなかで消費されやすいと考えられる品目が上位となった。

食料品・飲料品の値上げにともない、「購入頻度を減らす品目」と「購入価格帯を下げる品目」(n=928:日常的に食料品・飲料品購入者)

食料品・飲料品の値上げにともない「購入頻度を減らす品目」と「購入価格帯を下げる品目」

(n=928:日常的に食料品・飲料品購入者)

「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」でも購入意向が高い品目は「米」、「卵」、「酒類」

 普段から購入している食品・飲料品について、品目ごとに「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」もしくは「容量は10%程減で値段はそのまま」のどちらを購入したいかを聞いたところ、22項目中15項目で「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」のほうが高く、特に、「米」、「卵」、「酒類(ノンアルコール類含む)」で高い結果となった。一方、「菓子類」、「デザート類」、「そうざい類」、「アイス類」といった項目では、「容量は10%程度減で値段はそのまま」のほうが高い結果となった。

各項目について、「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」「容量は10%程度減で値段はそのまま」どちらを購入したいか(n=日常的に購入者(各品目ごと))単一回答 単位:%

各項目について「容量はそのままで値段が10%程度値上げ」「容量は10%程度減で値段はそのまま」どちらを購入したいか

(n=日常的に購入者(各品目ごと))

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値上がりによる家計への影響を乗り切るための工夫 「クーポンを使ったり、割引があるときに買い物をしたりする」

 食料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るために工夫していることについて聞いたところ、「クーポンを使ったり、割引があるときに買い物をしたりする」がもっとも高く53.0%で、「安いときに多めに購入して保存しておく」(49.5%)が続いた。

 特に女性60代では、これらの2項目について、いずれも全体より10ポイント以上高い結果(「クーポンを使ったり、割引があるときに買い物をしたりする」:67.0%、「安いときに多めに購入して保存しておく」:62.5%)となった。一方、男性30代と女性20代・30代で「ポイント付与が多い支払い手段(クレジットカード、QRコード、電子マネーなど)を選ぶ」(男性30代57.6%、女性20代:55.0%、女性 30 代:56.3%)、男女ともに 20 代・30 代で「日頃からサイトやアプリでポイントを貯める(ポイ活)」(20代男性:48.1%、30代男性:48.5%、20代女性:61.7%、30代女性:54.9%)が全体より高い傾向となり、行っている工夫に世代間で違いがみられた。

料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るため工夫していること(n=766:「食料品」「飲料品(酒類を除く)」「酒類(ノンアルコール含む)」の値上げのいずれかが、家計に影響があると回答者)複数回答 単位:%

料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るため工夫していること

(n=766:「食料品」「飲料品(酒類を除く)」「酒類(ノンアルコール含む)」の値上げのいずれかが、家計に影響があると回答者)

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値上がりによる家計への影響を乗り切るための情報収集先では1位が「実店舗のチラシ」「実店舗の店頭」、「TV番組」が続く

 食料品・飲料品の値上げにともなう、家計への影響を乗り切るための情報収集先を聞いたところ、「実店舗のチラシ」がもっとも高く33.7%で、「実店舗の店頭(商品そのもの、POP、店員の説明)」(26.0%)、「TV番組」(24.0%)が続いた。

 性年代別でみると、「実店舗のチラシ」は、男性50代(39.2%)・60代(50.0%)と女性60代(54.5%)で全体より高い結果となった。女性60代では、「実店舗の店頭」(35.2%)、「TV番組」(29.5%)についても全体より5ポイント以上高く、「YouTube」は、男性20代(42.3%)・30代(39.4%)で全体より10ポイント以上、男性40代(26.4%)で全体より5ポイント以上高かった。「レシピ動画、サイト」では、50代を除いた女性(20代:36.7%、30代:35.2%、40代:24.5%、60代:26.1%)で全体よりも5~10ポイント以上高くなっており、性別・年代によって情報収集先が異なる傾向がみられた。

食料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るための情報収集先(n=766:「食料品」「飲料品(酒類を除く)」「酒類(ノンアルコール含む)」の値上げのいずれかが、家計に影響があると回答者)複数回答 単位:%

食料品・飲料品の値上がりによる家計への影響を乗り切るための情報収集先

(n=766:「食料品」「飲料品(酒類を除く)」「酒類(ノンアルコール含む)」の値上げのいずれかが、家計に影響があると回答者)

複数回答 単位:%

調査概要
  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:20歳~69歳 男女
  • 回収サンプルサイズ:1,000サンプルサイズ
  • 調査期間:2022年7月12日(火)から7月13日(水)
  • 調査実施機関:楽天インサイト

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