マリンフードは、価格高騰下の消費者の購買行動の変化と、チーズ購買の実態について調査を実施。同調査結果の詳細を発表した。
新しい商品に目を向ける「チャレンジ購入」増加中 半数が「今まで買ったことがない安い商品を購入するようになった」と回答
700名を対象に、価格高騰の影響で食品全体の購買基準が変化したかを質問した。質問の結果、8割以上が価格高騰の影響を受けていると回答。なかでも約半数(49.1%)がこのタイミングで「値段を見て、今まで買ったことがない安い商品を買うようになった」と回答しており、新しい商品に目を向ける「チャレンジ購入」が増加していることがわかった。
また、「食品を選ぶ基準が美味しさより“安さ”に変わったと思うか?」「食品を選ぶ基準がブランドより“安さ”に変わったと思うか?」のそれぞれの質問に対しても、約6割が「はい」と回答しており、価格高騰が家計に大きな影響を及ぼしていることがうかがえる。
チーズ購買意識調査では価格を意識する人が8割 味・ボリュームも外せないお得商品が人気
続いて、チーズについての購買意識調査を行った。「チーズを購入する際に、どのような理由で購入しているか」という質問に対して、8割以上が「価格」を優先として購入していると回答。喫緊の価格高騰を受け、さらにこの動きが加速するとみられる。あわせて「味」「内容量(ボリューム)」「利便性(料理に使いやすい)」も3割以上の消費者が譲れない、と回答しており、コスパを意識した商品を求めていることが明らかになっている。
また、チーズの価格についての質問をしたところ、約7割が「チーズの価格を気にしている」と回答しており、今後も値段を気にする消費者が増えていくことが予想される。
チーズ業界に新カテゴリー 牛乳以外の素材の商品が続々登場 半数以上が健康を意識して商品を購入
さまざまな新素材商品が増えていることから、消費者の印象について質問した。質問の結果、新素材の商品については、購入経験者の半数以上が「健康」を評価して購入していることから、これまでの購入基準に縛られない可能性を秘めている商品群であることが推察される。
調査概要
- 調査機関:2022年4月20日~22日
- 調査対象:20代〜60代 女性700名
- 調査方法:インターネット調査
- 調査会社:楽天インサイト