MMD研究所は、18歳~69歳の男女44,727人を対象に2022年1月1日~1月5日の期間で「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」を実施した。
普段の支払い方法は「現金」84.8%、「クレジットカード」69.6%、「スマホ決済」43.6%
18歳~69歳の男女44,727人を対象に、普段の支払い方法について聞いたところ(複数回答可)、トップは「現金」で84.8%、次いで「クレジットカード」が69.6%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」が43.6%という結果となった。
年別比較で見ると、2021年7月(n=45,000)に比べ最も増加した支払い方法は「スマホ決済」で1.1ポイント増加しており、最も減少した支払い方法は「クレジットカード」で1.5ポイント減少していることがわかった。 また、コロナ禍以前の2020年1月(n=48,208)に比べて「現金」と「カード型の交通系電子マネー」が最も減少しており、7.0ポイント減少している。
QRコード決済の認知は94.5%、内容理解は74.5%、現在利用は36.9%
18歳~69歳の男女44,727人に、QRコード決済の認知・利用状況について聞いたところ、最も多かったのは「現在利用している」で36.9%となった。次いで「だいたいどんなものか分かるが、利用したことはない」が17.0%、「利用したことはあるが、現在は利用していない」が16.1%となった。
これをファネル分析で見てみると、「認知」は94.5%、「内容理解」は74.5%、「利用経験」は53.0%だった。
最も利用しているQRコード決済サービスの上位は「PayPay」「d払い」「楽天ペイ」利用開始時期は「2020年1月~6月」からの利用が最多
QRコード決済を現在利用している人(n=23,566)に、最も利用しているQRコード決済サービスについて聞いたところ、トップが「PayPay」で45.4%、次いで「d払い」と「楽天ペイ」が16.7%、「au PAY」が13.5%という結果になった。 2021年7月と比較すると「楽天ペイ」が1.9ポイント、「au PAY」が0.1ポイント増加し、「PayPay」が0.7ポイント、「d払い」が0.1ポイント減少していることがわかった。
前問で回答した最も利用しているQRコード決済サービスをいつから使い始めたか聞いたところ、「覚えていない」(36.9%)を除くと、「2020年1月~6月」が11.5%と最も多く、次いで「2021年1月~6月」が9.1%、「2021年7月~12月」が8.7%という結果となった。
利用検討のQRコード決済サービスの上位は「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」
QRコード決済の利用を検討していると回答した人(n=4,596)に対して、最も利用を検討しているサービス名を聞いたところ、トップが「PayPay」で24.4%、次いで「楽天ペイ」が18.7%、「d払い」が16.1%という結果となった。
調査概要
- 「2022年1月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」
- 調査期間:2022年1月1日~1月5日
- 有効回答:44,727人
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:18歳~69歳の男女
- 設問数 :6問