Indeed Japanは、年賀状配送に関する仕事についての掲載数および検索数について調査を行った。
冬休みのアルバイトとして、秋から冬にかけて年賀はがきの仕分けや配達のアルバイト求人が毎年出される。 国内で発行されている年賀はがきの枚数は、2003年の44.6億枚をピークに以後年々減少し、2022年用は18億2536枚となっている。このような状況下で、年賀状配送に関する仕事の掲載数や検索数にどのような動向があるか、2017年から2021年の10月~12月(2021年は10月~11月のみ)の過去5年間を対象に、推移を調べた。
年賀状配送に関する仕事の掲載数は、2018年をピークに減少傾向
2017年から2021年の過去5年間における年賀状配送に関する仕事の掲載数は、2018年にピークを迎え、以降減少傾向であることがわかった。 仕事掲載数が過去5年間で最大となった2018年は、「平成」最後となる2019年の年賀状配達に向けての業務であることが影響している可能性がある。 2018年の掲載数の総数は、前年である2017年と比べ、56.0%増加した。
しかしその後は2019年、2020年と、年賀はがきの発行部数と同様に仕事掲載数も減少している。 2019年は前年比24.1%減、2020年は前年比45.4%減、2021年は前年比25.3%減と減少傾向にある。
年賀状配送に関する仕事の検索数は2018年から増加し、今年は昨年の約2.4倍に
2017年から2021年の過去5年間における「年賀状」というワードを用いた仕事検索数は、2018年が最も低く、以後は増加傾向に。 2018年にピークを迎えた仕事掲載数とは反対に、2019年は前年比15.5%増、2020年は前年比30.4%増、2021年は10月~11月のみでも既に前年を上回っており前年の3か月合計比33.9%増となっている。 特に、2021年10月~11月と2020年の同時期と比較すると、140.1%増で、年賀はがきの発行部数は年々減っている一方で、仕事の需要は増えていると考えられる。
調査概要
- 調査主体:Indeed Japan株式会社
- 調査対象期間:2017年~2020年の各年10月~12月、2021年の11月~12月
- 調査対象国:日本
- 調査方法:対象期間における、Indeed上で職種名に「年賀状仕分けスタッフ」や「年賀状配達スタッフ」などを含む「年賀状配送」に関連した仕事の掲載数と検索数を調査し、100万件あたりの数値を表示。