LINEは、「LINEリサーチ」において、LINE広告の類似配信に活用できるシードデータを、調査結果から作成することが可能になったと発表。
シードデータは、自社で実施したLINEリサーチの調査結果データやLINEリサーチが保有するサブ属性のデータをもとに作成する。LINEリサーチの調査結果データをシードデータとして広告配信に利用することで、既定の配信条件ではない、任意の配信条件を作ることができる。企業の狙いたいターゲット条件で設定・類似配信が可能となり、企業のマーケティング戦略に沿った精度の高い広告配信を実現する考え。
また、シードデータの取得から広告配信、広告の効果検証までがすべてLINEのプラットフォーム内で完結するため、データの欠損を起こさず、より的確な分析が可能となり、広告配信計画の精度を高めることが可能になる。
シードデータの作成方法は次の2種類。いずれも、既存の配信カテゴリにはあてはまらないような小~中規模カテゴリの条件や、任意の条件で広告配信を行いたい場合に適しているとのこと。β版としてのリリースとなる。
1.LINEリサーチでの調査結果を、シードデータとして活用
LINEリサーチで調査を行い、その調査結果データからシードデータを作成することができる。
調査~広告配信までの流れ
- LINEリサーチで調査を実施
- 調査結果から広告配信のターゲットを設定
- ターゲット条件でのサンプル数を確認後、シードデータの条件として決定
- LINE側にて、シードデータをもとに、広告配信用の対象を作るためオーディエンスを拡張
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LINE広告の配信画面にて、拡張したオーディエンスデータを設定し、広告を類似配信
オーディエンス拡張後、シードデータは配信対象から除外される。
シードデータの活用例
「自社商材Aの購入意向」を調査し、見込み顧客となる「今後買いたい」と回答した人のデータを条件にシードを作成し、オーディエンス拡張を行い、LINE広告で配信することが可能になる。
2.LINEリサーチのサブ属性データを活用する場合(調査不要)
LINEリサーチが保有する LINEリサーチサブ属性データの中から、シードデータを作成することができる。
シードデータとして公開可能なサブ属性のテーマの一例
- 携帯電話/通信
- 証券/保険
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趣味/習い事
※今後継続的にテーマを追加予定
広告配信までの流れ
- LINEリサーチのサブ属性の中から、シードデータとして利用したい設問・選択肢を選択
- ターゲット条件でのサンプル数を確認後、シードデータの条件として決定
- LINE側にて、シードデータをもとに、広告配信用の対象を作るためオーディエンスを拡張
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LINE広告の配信画面にて、拡張したオーディエンスデータを設定し、広告を類似配信
広告配信時、シードデータ自体は配信対象から除外される
シードデータの活用例
ふだんしているスポーツについて、「自転車」と「ジョギング/ランニング」の両方を回答している人を条件にシードを作成し、オーディエンス拡張を行い、LINE広告で配信することが可能。