さが県産品流通デザイン公社が、佐賀玄海漁業協同組合と産直アプリ「ポケットマルシェ」を運営するポケットマルシェと連携。産直ECの活用と、 漁師が獲った魚介類のプロモーション支援を、 2021年11月24日(水曜日)より開始する。 出品・販売支援・フィードバック研修、プロモーション記事作成、 販促名刺作成、商品500円オフキャンペーンなどを行う。ポケットマルシェと漁協との連携は全国初となる。
佐賀玄海漁協には新型コロナウイルス感染拡大による飲食店の休業等の理由で魚価が下がり、 漁師の売上が減少しているという課題があった。
そこでポケットマルシェと「生産者向け販路拡大支援企画」を行ったところ、 対象の漁師がポケットマルシェの月間漁師部門ランキング2位にランクインしたほか、 開始時点から3か月間で佐賀県内の登録生産者が2倍となるなどの成果を得た。
この取り組みの中で、 漁師が魚介類を直接販売する際は、 保健所の許可を取得した加工施設での処理が必須となるため、 これまで個人単位での出品は、 限られた漁師のみが行うことになり課題となっていた。
しかし、 佐賀玄海漁協がポケットマルシェに出資する農林中央金庫と連携し、 漁協組合員が無料で利用可能な加工施設を2021年度に新設したことにより、 個人で加工施設を持っていない漁師でも直販が可能になった。
この状況を受け、今回は3社で連携することで、 直販を通して佐賀玄海地域の魚介類の魅力を広く伝え、 漁師の所得向上を目指すこととなった。