2021年11月15日に「b8ta Tokyo – Shibuya」を正式オープンするb8ta Japanが、11月11日にプレス内覧会を開催。国内3店舗めとなる同店に出品する全41ブランドを発表した。
b8ta Tokyo – Shibuyaは、「より進化した体験型ストアを見据えた実証実験店舗b8ta 1.5」をコンセプトに、4つの新たな取り組みを実施する。
1. 店舗前の人流データを獲得
株式会社デンソーウェーブが持つ人流データ計測技術を用いて、店頭マーケティングの実証実験を開始。b8ta Tokyo – Shibuyaの店舗前半径約15mの人流をマーケティングデータとして、カメラ画像を使用せずプライバシーを侵害しない形で収集する。2021年11月15日から1年間の実証実験を通じて、店舗内外における人流データの有用性を確認し、b8ta店舗における本格活用を検証する予定となっている。
2. カフェスペースを設置し、食品カテゴリーの体験を拡充
オープン時には、日本初進出となるラーメンの次世代自販機「Yo-Kai Express」をはじめとする常時9品の試飲試食をアンケート回答者に対して提供。週末などのイベント時には5品を加えた計14品が提供される。既存店舗では取扱が少なかった食品カテゴリーを充実させることで、b8ta Tokyo – Shibuyaは試飲や試食など五感に訴える体験充実を試みるとしている。
3. アプリで店内の体験をリッチに
ショップフォース株式会社とともに、同店限定のオリジナルアプリを開発。商品紹介の二次元コードをアプリ内で読み取ることで、店内での商品・サービス体験や発見を手軽かつ充実化させ、帰宅後も店内で体験した商品情報閲覧を可能とする。体験した商品・サービスに対するアンケート機能も実装し、回答者にはスタンプを付与。貯まったスタンプは同店で利用可能なクーポンなどと交換できる。アプリを活用したアンケート聴取により、出品企業へのフィードバックをより充実させることが狙いとなっている。
4. フレキシブルなイベントスペースを提供
可動式什器を導入した同店は、店内レイアウトを自由に変更することができる。これにより、サイズの大きな商品の出品が可能となり、オープン時には日産自動車株式会社のクロスオーバーEV「日産ARIYA」が展示されている。
プレス発表会・内覧会には、ベータジャパン合同会社 CEO 北川卓司氏と、出品企業から日産自動車株式会社 日本マーケティング本部ディビジョン ゼネラルマネージャー 増田泰久氏、ロート製薬株式会社 BÉLAIR LAB(ベレアラボ) 代表 星亜香里氏が登壇。b8ta Tokyo – Shibuyaへ出品することで得られる新規顧客接点や、定量・定性データの重要性、同店で提供する体験について語った。