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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

“つながる”フルフィルメント

「欠品」は致命傷! 在庫管理力を上げる、“つながる”フルフィルメントとは?


フルフィルメントの最新動向についてわかりやすくお届けします。

 はじめまして、株式会社PAL(パル)代表取締役の辻有吾と申します。当社は、4~5年前に本格的にECのフルフィルメントに参入した比較的若い会社です。これから、EC専任者がいない卸・メーカーさん向けに、フルフィルメントについてわかりやすく解説していきたいと思います。

進む、大手事業者の実店舗⇔EC問わない在庫管理

 近年、急速な拡大により競争が激化するECマーケットにおいて、物流機能のパフォーマンスやコスト管理がより重要性を増してきています。大手EC事業者や大手ECモールでは、物流受託事業の展開を始めています。

 半年前の少し古いニュースですが、良品計画さんの「MUJI passport」というアプリが発表されました。実店舗やネットショップなど場所を問わないショッピング、来店やチェックイン、クチコミなどで「MUJIマイル」が貯まるというものです。フルフィルメント視点で注目すべきは、欲しい商品の各店舗在庫を検索できる機能がついているということ。

 このようなアプリやツールが加速度的に進化しており、実店舗やECサイトの垣根なく、欠品リスクが極力少ない状況でショッピングができる状況が整えられていると言えます。

 まだまだ「当たり前」の機能までは行っていないと思いますが、この先1~2年のスパンで見ると、この進化・変化についていけないのはリスクとなります。具体的には、以下のようなことが起こるでしょう。

  1. 販売企業側の理由による「欠品」に対するお客様の寛容度の低下
  2. 在庫管理、商品マスタ整備ができていない企業の「販売機会ロス」の拡大

 それぞれ詳しく見ていきます。

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1.販売企業側の理由による「欠品」に対するお客様の寛容度の低下

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この記事の著者

株式会社PAL 代表取締役 辻有吾(ツジ ユウゴ)

夜間大学に通いながら様々な職種を経験し、卒業後は大手通信機器関連会社に入社。若くして部長に昇進するも、社長になる目標に向け3年で退社。2000年、物流業界に特化したPALを設立。その後、PALグループとして物流、ITのグループ会社2社を持ち、E-コマース市場にフルフィルメントサービスを展開している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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