フォロワー外への圧倒的な拡散力。TikTok Shopがもたらした成果
━━取り組みを通じて、具体的にどのような成果が得られましたか。
西塔 初回の売上と比較して、2025年10月時点のTikTok Shopの売上は約10倍にまで成長しました。視聴者数も回を追うごとに増え、最初は数名だったのが、数百名規模の配信になっています。
最も驚いたのは、視聴者の約96%が「フォロワー外」の方だったことです。Instagramライブは既存のフォロワーさんとの深いコミュニケーションには適していますが、TikTok Shopは新規層への拡散力が圧倒的です。
「こんな商品があったんだ」という新しい発見を、フォロワー以外の多くの方に届けられている手応えがあります。
━━他のプラットフォームと比較して、TikTok Shopならではの強みは何だと思われますか。
船木 接客によって気持ちが熱くなった瞬間に、そのままアプリ内で購入まで完結できる「ライブ配信と購買が直結していること」は、非常に強力な武器です。
インプレッション、視聴者人数、視聴維持率といった各指標も回を追うごとに改善されており、コミュニティとしての質も高まっていると感じます。
視聴時間が必ずしも長くなくても、人数をしっかり集めることが売上に直結しています。まずはおすすめ欄から入ってきた方に「何の商品を売っているか」を視覚的に分かりやすく伝える工夫が功を奏しています。
成功事例を横展開し、ライフスタイルを彩る多角的な発信へ
━━今後の展望について教えてください。
西塔 当初はPoled単独のアカウントでしたが、現在は様々なベビー用品を扱うセレクトショップ「emo's store(エモズストア)」のアカウントに移行し、商材を広げていきます。
マザーズバッグや抱っこ紐など、取扱商品数を増やし、春夏以外のシーズンでもママたちと継続的にコミュニケーションを取れる体制を構築していきます。
コマースメディアではベビー事業以外にも、生活雑貨やコーヒーなど多角的な事業を展開しています。今回のPoledで得たライブコマースのノウハウを、社内の他事業にも積極的に横展開していきたいと考えています。
船木 ライブ配信の「型」ができてきたので、次は商材に合わせてその形を変えていくことにも挑戦したいですね。
たとえばコーヒー事業であれば、焙煎所の風景を映しながら配信するなど、その商品が最も魅力的に映る「新しい型」を作っていきたいです。
ライブ配信を単なる販売ツールとしてだけでなく、ブランドの想いや商品の背景を伝える「接客の場」として、さらなる高みを目指していきたいと思っています。
