2025年6月23日、D2CおよびD2C Rは、NTTドコモが保有する大規模データを活用した健康食品業界向けの広告ソリューション「1億超のデータ基盤を活用した見込み顧客ターゲティング」の提供を開始した。
健康食品業界における広告配信では、「購入意欲の高い層」への効率的なアプローチと顧客獲得が重要となっている。しかし、この層を明確に特定し、競合との差別化ポイントを見出すには多くの時間がかかること、また、獲得を伸ばすための拡張配信や最適化配信に広告配信コストや時間が必要になることが課題となっていた。
そこで同サービスでは、ドコモが所有する1億を超えるdポイントクラブ会員(2025年3月末時点)の膨大で多様なデータ基盤を活用し、見込み顧客のセグメント作成と広告配信を実現。具体的には「EC・店舗の購入履歴」や「アプリダウンロード履歴」に加え、ドコモ独自の通信回線タグを設置し、サイト来訪者やコンバージョンユーザーの情報を配信前に抽出。配信効果の向上とターゲット選定業務の省力化を実現する。

また、抽出したターゲティングデータはdocomo Ad Networkをはじめとしたドコモの広告だけでなく、Google、Meta、Xなどのプラットフォーム広告にも活用できる。これにより、既に使用している広告クリエイティブを流用しながら、迅速に配信を開始できる点も特徴となっている。これまで必要だった作業工数や初期設定の手間が削減されるため、広告運用のスピードと効率化が期待できる。