大塚商会は、2021年10月に神奈川県横浜市に物流センター「横浜物流センター」を開設する。オフィスサプライ通販事業「たのめーる」の受注量拡大に対応するため。
本センターでは、省スペース化と省人化を実現する最新鋭のロボットストレージシステム「オートストア」を最大規模に拡張して2基導入、同社の既存の物流センターと比較して保管効率は3.5倍以上になるとともに、作業人員の省人化を実現する。オートストアの導入としては国内最大規模。
庫内には最新のマテハン設備を各種導入し、DPS(デジタルピッキングシステム)のステーション数を既存の東日本物流センターの1.75倍となる28ステーションに拡張、画像処理とデジタルチェックを組み合わせて商品知識等のスキルに頼らない作業環境を構築した。また、高能力ケース荷揃えシステム(シャトルラック)による配送引渡し待ちの一時保管やコンベアラインの渋滞を抑制し、出荷スピードの向上を実現する。
さらに、出荷頻度に応じた在庫配置の最適化だけでなく、各設備の特色に応じてその能力を充分に引き出す自動分析や解析機能など、AIやビッグデータを活用したシステムを構築した。