人工知能「SENSY」を開発するカラフル・ボードは、ソフトバンクが日本アイ・ビー・エムと共同で構築・提供する「IBM Watsonエコシステムプログラム」の初期エコシステムパートナーとして、「IBM Watson日本語版」を活用したチャットボット「SENSY bot」のβ版をリリースした。
SENSY bot β版では、IBM Watson日本語版のAPIの一つである、NLC(Natural Language Classifier、自然言語分類)を利用し、ユーザーの発言や行動から好みを理解していく対話エンジンとして、ユーザー1人ひとりの好みに合わせたレストランを案内する。
今回のβ版でリリースされた、Facebook Messenger上で「東京のレストラン案内」を行う機能の詳細は、以下のとおり。
1. ユーザーの好みを学習
好きな食べ物や、行きつけのレストランなどを覚えさせることで、パーソナルAIがユーザーの好みを学習する。
2.SENSY botに相談
食べたいメニューや、場所、シーンなどをSENSY botに話しかけると、AIがユーザーの味覚やレストラン選びの基準を学習し、ユーザーとのマッチ度を点数化。ランキング形式で並び替え、オススメポイントと併せて提案する。さらにマップで絞り込むこともでき、条件変更にも対応可能だ。
3. レストランが決まったら、「ここにする」で伝える
行きたいレストランを見つけた場合「ここにする」ボタン押すことで、SENSY botはその都度ユーザーの好みを学習する。
4. ユーザーごとにAIが育つ
SENSY botは、初期設定では簡単な質問にしか答えられないが、ユーザーとの会話を通じて言葉を学習していく。今後、ユーザーが育てたbotは、他人と会話させることができるようになる。