LINEは、インドネシアにある子会社PT LINE PLUS INDONESIAを通じ、同国内の銀行最大手のMandiri銀行と、モバイル決済取引サービス「LINE Pay e-cash」を展開したことを発表した。
Mandiri銀行は、法人向け、個人事業主向け、個人向け、証券など様々な金融サービスを展開するインドネシア最大の銀行。2016年9月時点で、インドネシア全土に2,505店舗。海外に7つの拠点を有している。 同行は独自の電子マネーMandiri e-cashを展開しており、2016年9月時点での店舗利用はオンラインで110以上、オフラインで5万以上。利用者数は170万人(前年比297%増)、取扱高5,896億ルピア(2016年1月~9月、前年比200%増)と大きく成長している。
今回LINEは、この協業により開始する、LINE Pay e-cashについて詳細を発表。これを利用することで、ユーザーは電話クレジットの購入、電気代の支払い、他のユーザーへの送金、オンライン・オフラインでの買い物など、様々な銀行取引をLINEでのチャットのように手軽に行うことができる。既存のMandiri e-cashユーザーは、Mandiri e-cash番号をLINE Payと連携するだけでサービスの利用が可能。Mandiri e-cashを利用していないユーザーは、LINEアプリに電話番号を登録するだけで「LINE Pay e-cash」の利用を開始できる。