ネットプロテクションズの「FREX B2B後払い決済」は、企業間取引専用の請求書後払い決済サービス。企業(売り手)と企業の顧客(買い手)との間に入り、買い手への与信から請求書の発行、代金の回収、未回収のリスクまでを請け負う。法人格のみでなく個人事業主までを対象としており、あらゆるBtoB取引で掛売りを実現。900社を超える企業に導入され、累計約60万社の企業が利用している。
ネットプロテクションズは8月1日から、このサービスをJFEエンジニアリングの生鮮品卸事業者向けクラウドサービス事業に提供を開始した。JFEエンジニアリングは今年1月から、生鮮品卸事業者とその顧客との受発注業務の効率化を支援するクラウドサービス「らくうけーる」の提供を開始したが、個別の請求業務に人員を割いてしまうと、人件費が1社あたりの利益を上回ってしまう。また、卸事業者と新規で取引を開始する場合、JFEグループの審査基準で信用調査を行うと、調査期間が長期化したり、基準を満たすことができず取引を開始できないといった状況があった。
JFEエンジニアリングはこうした問題を解消し、事業拡大を行うための手段として「FREX B2B」を導入。請求業務をアウトソースするだけでなく、未回収発生時にも保証が行われる。また、「FREX B2B」を利用するにあたって、顧客に書類などの事前手続きを一切求めないため、幅広い顧客に対して提供できるという利点もある。